【ソロモンの犬】道尾秀介
動物のこと、いろいろと勉強になるよ、カーミングシグナルとか。
まず、表紙の学ランを着たわんちゃんが何とも言えないですね(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。
10歳の少年が、飼い犬の突然の行動により事故死してしまい、
その現場に4人の大学生(少年とは知り合い)が居合わせ…
犬の不自然な行動を引き起こす原因を作った者、
つまりは少年を死なせてしまった者がこの中にいるのか?!というストーリー。
主人公の秋内はとっても恋愛に疎く、そういった面では青春のさわやかな感じが
漂っていました。でも、事故の原因がわかってくると、かなり切ない気持ちになる。
動物に詳しい大学教授・間宮がいろいろと謎を解いていくキーパーソンなんだけど、
キャラクターが良かったですね( *´艸`)
そして、いろいろとお勉強になった。カーミングシグナルとか。
あえてここでは説明はしませんけど、動物の習性などの知識が増えました(#^.^#)
ちなみに、見出しで触れたカーミングシグナルですが、
これは犬が、わざとあくびをするなどの脱力行為をしてみせて、
相手の気持ちと自分の気持ちを落ち着かせ、攻撃を阻止するというものだそう。
ラスト、真実が明らかになっていくうちに、一度びっくりして…。
それがひっくり返ってまたびっくりして…。
最後に真相が明らかになると、悲しい気持ち、切ない気持ちになりました( ;∀;)
人間て弱いな…って思いますね。
…ということで、今回はこの辺で☆
とっても読みやすく、一気に読める1冊だと思います(*^_^*)
以上です。
ちなみに道尾秀介さん、今までにも何冊か読んでいます。
などなど☆